12人の優しい日本人 (TV)(36本目)

12人の優しい日本人 [DVD]
陪審員に選ばれた12人が最初はやる気がないものの、だんだんと真剣に考えるようになっていくという物語です有罪か無罪かを決めるわけですが、それにまつわる証拠や推理も混ざってきて、12人の個性と背景も生かしつつとてもシンプルで深みのある話でした。論理的に話をするだけじゃない、というところも見所の一つです。形勢の逆転逆転でどーなっていくんやという緊張感もありました。一見正しいことを言ってるように見えても実はそうじゃなかったり、何を言ってるのかわからなくても実はちゃんとした思いがあったりと、人間の裏側の汚い部分も垣間見える作品でした。
しかしよくまあ12人の登場人物でここまでできるもんかと思います。さすが三谷幸喜って感じでした。洋画のアクションばっかりの映画市場ですが、こういうところにも面白い作品があるもんやなと思います。推理小説好きな人とかでも楽しめると思います。独断と偏見で点数つけると80点です。


9月分がこれで達成です。これからやっと貯金生活に入るわけですね。