墨攻 (DVD)(41本目)

墨攻 [DVD]
中国、墨家という兼愛を説く集団から来た革離が、国を守るために闘う話です。戦術を指導しながらも、自らの信念である"兼愛"と"非攻"を説いていきます。しかしやがてその教えが国を脅かすものだと判断され、謀反人の扱いを受けてしまいます。革離が理不尽な世の中とどう対峙していくか、という作品です。
4000人対10万人でどう城を守りきるか、という戦術を、全く信用できない中で立てていくわけですが、確かに戦闘シーンはすごいです。迫力もありますし、緊張感もかなりあります。とはいえ、そもそもこの映画のウリは「たった一人で十万の敵と戦う」でしたが一人かと言われるとそーではなくて、段々と教えに共感してくれる仲間が増えていきます。戦闘シーンに重きを置いた宣伝だったみたいですが、むしろ僕は革離の心の葛藤や、本当の平和とは何か、といった深いところを見て欲しいです。それありきの戦闘だったので宣伝とはかなり違った印象でしたが、楽しめて考えさせられる映画だと思います。独断と偏見で点数つけると65点です。


映画の採点基準をどーにかせんとと思ったんですが、今からやると2007年分全部せなあかんので2008年からそうします。