ボーイズ・ライフ [22本目][有線]

ボーイズ・ライフ【字幕版】 [VHS]
[1]物語 ○○2

[2]構成 ○○○○4

[3]演出 ○○○3

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 70点

母親と二人で暮らしている少年トビーは、母親の彼氏から逃れて一緒に旅をしていました。やっと落ち着いたところで母親はドワイトという男性と出会い、やがて恋に落ちます。しかしドワイトは良い人を演じていただけで、やがてトビーにつらくあたるようになります。ある少年の生い立ちを描いた話です。
若き日のディカプリオとロバート・デ・ニーロの共演です。ディカプリオは、グレながらも母親に優しい愛情を持つ少年を繊細な表情で演技してましたし、デ・ニーロは優しい仮面をかぶりながらも残酷な親を見事に演じていました。後半部分のこの2人の掛け合いは面白いところですね。対立も激しくなっていくわけですが、残酷な父親といえどやはり妻と息子を愛する気持ちがある、という必ずしも完全な悪役でない表現がリアルでした。これ実話らしいですし、ディカプリオとデ・ニーロの光る演技はまさに必見ですな。構成という面で、生い立ちっていうのは飽きることが多いんですが、この映画はスパスパっと時間が進みますし、感情の起伏が激しいのであまり飽きませんでした。そういう意味では見やすい映画です。ただまぁ、ストーリー的には家庭の話だけなので・・・という感じで総合評価は70点です。


さてディカプリオ作品も残り少なくなってきました。なのに最新作を見てないという・・・。早くDVDになってくれ!