グリーンマイル [26本目][有線] ☆名作5本目

[1]物語　○○○３

[2]構成　○○○３

[3]演出　○○○○４

[4]映像　○○２

[5]音楽　○○○３

[総合評価]　75点

死刑囚を収容する監獄の主任をやっているポールは、新入りの黒人大男ジョンを迎えます。女の子を２人殺害した罪でした。しかしジョンには人の病気を治したり死人を蘇らせる力が宿っており、ポールは次第にジョンの無実を信じ始めます。監獄にやってきた不思議な力を持つ男を巡る物語です。
トム・ハンクスの代表作のひとつでしょうね、これ。ちょっとゆっくりした展開ではありましたがそれぞれのキャラ設定がしっかりしていて掛け合いが面白い。ムダなキャラが全然いないのがすごいです。そして何よりナイスなのはジョンを黒人にしているというところですね。人種の中でも差別の対象にされやすいってところを起用するのはさすがです。ネタバレを恐れず言うとジョンは天使な設定なわけですが、モチーフは恐らくイエスキリストですね。癒しの能力とか愛についても説いてますし、無実の罪で殺されるとこも一緒です。
これ見よがしなファンタジー演出はどうかと思いましたが、メッセージとして伝わるものはありました。深くしんみり考えるにはいい映画ですかね。ラストあたりの「俺は天使だ！」は、最悪なセリフでしたけど・・・名作なだけはあると思います。総合評価は75点です。

同じ監督の名作ショーシャンクの空にを実は見たことがありません。今年は一応自分の中では名作イヤーですから今年中には見たい！