ローマの休日 [66本目][衛星] ☆名作11本目

ローマの休日 (名作映画完全セリフ集)
[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○○○4

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 75点


国の王女であるアンは、毎日の公務に疲れ、滞在先のローマで夜にひっそりと抜けだします。しかし睡眠薬を打たれていたため外で眠りこんでしまいます。貧乏なマスコミのジョーは偶然外で寝ているアンを見つけ、世話をします。そして、アンの1日だけの休日を共に過ごすことにします。不朽のラブストーリー映画です。
古い映画だからってなめてはいけませんね。やはりそこは語り継がれる名作。細かいユーモアがたくさん入ってます。セリフ回しなんかも気が利いてますし、特にジョーのセリフは紳士の冗談といった感じ。個人的に良かったのは船上パーティーでケンカになるシーンで、さりげなく指揮者が曲を激しいのに変えているところです。ただ単にBGMをつけるよりああした方がコミカルさが出る。表現の楽しめる映画でした。そしてさすがラブストーリーの原点、今の映画のように出会ったその瞬間から的な感じでなく、触れ合いを通して恋に落ちるパターンです。濡れ場にいかないのも好印象ですし、何よりラストは良い!男の哀愁を押し殺す姿がたまりません。
ただまぁ欲を言えばもう少し劇的な何かがあっても良かったのではと思いますが・・・時代も考えるとこれで最善なんでしょう。今でも十分見れる映画でした。総合評価は75点です。


冒頭の、アンが王女で、その頃一方ジョーが賭けをやってるというシーン、完全にタイタニックでやられてましたね。視聴者は身分の差が燃えるんでしょうか・・・。