ダニー・ザ・ドッグ [65本目][有線]

ダニー・ザ・ドッグ [DVD]
[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○2

[4]映像 ○○○○4

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 70点


ダニーは幼いころからマフィアのボスに犬として育てられ、金を支払わない者に対する制裁に使われていました。ある日、仕事先でピアノの調律師であるサムと出会い、彼の義理の娘とともに3人で幸せな生活を送りはじめ、いつしか人間としての心を育み始めます。ジェット・リーのアクションドラマ映画です。
ジェット・リーといやぁアクション映画ですが、この映画はストーリーにもある程度気を使っています。助演男優にモーガン・フリーマンを使ってるあたりからもそれがうかがえますが、ダニーは序盤、犬として育てられてますから心があまりありません。その辺の表情が上手かったです。子供らしい無邪気な仕草も、おっさんがやってるにもかかわらずそれっぽく見える。演技派のジェット・リーが見れます。もちろんお約束のアクションもあります。個人的には最後の一騎打ちがやはり見どころですかね。動きのキレも良い!
しかし!ストーリーに力を入れただけに、ドラマ部分とアクション部分との温度差が・・・。すごい温かい家族愛をやったかと思えばフルボッコアクション。少しミスマッチではあります。あと、音楽を使って泣かせにかかるのは個人的にはあまり・・・。もちろん良い話ではあります、が、ジャンルが少しブレてしまった気もします。ジェット・リーファンなら見ても良いかと。総合評価は70点です。


にしてもモーガン・フリーマンはやっぱいい味出しますねー。存在感というか安心感というか、映画の大黒柱的存在ですよね。