北北西に進路をとれ [12本目][DVD] ☆名作2本目

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
<1>構成 □□□□□□□□ 8<2>演技 □□□□□□□ 7<3>技術 □□□□□□□□ 8<4>余韻 ■■■ 3<総合> 74点


広告会社に勤めるロジャー・ソーンヒルは、レストランで2人の男に拉致されます。連れてこられた屋敷で彼はカプランという男に間違えられたことを知り、殺されそうになったところを逃走します。カプランを探して疑いを晴らそうとするロジャーでしたが、またも殺人犯に間違えられます。ヒッチコック監督のサスペンス映画です。
何というか、現代の映画のお手本のような映画でしたね。主人公はずっと逃亡していてそのシーンがかなり続くわけなんですが、警官との追いかけっこの様子や捕まるかといったハラハラ感、今の映画では当たり前ですがここが元祖なんですよね。あと意外な展開というものもヒッチコックならではの味です。今じゃ、アイツが実はこうだったなんて逆にない方が珍しいかもしれません、が、それを作ったという意味でスゴイです。乗り物使ったシーンなんて今見ても迫力あります。主人公を手前に奥側から飛行機が襲ってくる映像やカーチェイスもあります。そして最後に絶壁での絶対絶命。まさに現代映画のお約束のハラハラな展開が凝縮された教科書って感じでした。よく考えたら無実の罪で逃げて真犯人を探すという設定は今じゃよくあります。ですがこの話が元なんですね、恐らく。当時の初見じゃあおったまげたでしょうが、今となっちゃぁ・・・偉大だったろうなと推測しかできません。しかし名作として映画好きなら見るべきなのでは!総合点は74点です。


見る映画の本数は今んとこ貯金ありますが名作が若干少ないので春休みの間に何とか増やしていきたいですね。