アバウト・シュミット [11本目][DVD]

アバウト・シュミット [DVD]
<1>構成 □□□□□□□ 7<2>演技 □□□□□□□□ 8<3>技術 □□□□□ 5<4>余韻 ■■■■ 4<総合> 68点


保険会社の部長代理を長く務めたウォーレン・シュミットは、定年で退職します。今後の人生の生き方をまだ迷っている中、妻のヘレンが先立ってしまいます。激しい寂しさや孤独感を抱いたシュミットは、娘の結婚式に行く途中の道程、キャンピングカーで色々な場所を回ります。シュミットの定年後を描くヒューマンドラマです。
とにかくテーマは老人の孤独っていうところですね。娘は自分が快く思っていない男に嫁いだり、色々な人が接してはきますがそれも親身ではなかったりと、本当の意味で世話をしてくれたのは妻だけだったと気付きます。それを、飢餓で苦しむ子供への寄付から始まった手紙の中で報告する形式で話は進みます。近くの隣人より、会ったことのない遠い国の子供に真実を話すというのもまた皮肉な話ですが。ジャック・ニコルソンはさすが動きと表情のレベルが違いますね!脱力しながらも力強いというか、全てを演技で表現してます。スゴイです。
ンドゥグへの手紙がどう絡むかなと思ってたんですが、ラストのシーンは感動しました。堰を切ったように泣き出すシュミットにもじわ〜っときてしまいましたねー。旅のシーンにもうちょっと時間を割いてシュミットの心の変化を描いて欲しかったなとは思うんですが。非常にゆったーりとした映画ですがテーマ的にこういうの好きな人いるかもしれませんね。総合点は68点です。


なんでこう涙もろくなったかなー。奥さんを亡くした後、家に孤独に生活してるという時点でちょっと泣けてきます。久しく感動モノ見てなかったのですぐ涙出てしまう。