映画は映画だ [10本目][DVD]

映画は映画だ [DVD]
<1>構成 □□□□□□□□ 8<2>演技 □□□□□□□□□ 9<3>技術 □□□□□□ 6<4>余韻 ■■■■■ 5<総合> 79点


元々俳優を目指していたヤクザの組長ガンペは、人気スターのスタと出会います。スタは短気な性格から共演者を2人病院送りにしており、代役を探していました。そこでスタはガンペに出演を依頼します。ガンペとスタは互いに映画に出演するうち、次第に変わっていきます。韓国のヤクザモノ映画です。
いやぁスゴいですね。なんとも考えられたストーリー展開!まさに韓国映画の醍醐味と言いますか、やっぱタダの話では終わりません。ソ・ジソブとカン・ジファンの、言い争いながらも男の絆が結ばれていく様子は演技力のスゴさを見せつけられましたね。特にガンペはほぼ無表情なんですが、それでも感情がしっかりわかる。日本の俳優に見習ってほしいです。この映画は、劇中で映画の撮影があるという劇中劇なわけなんですけど、現実での2人の関係を映画撮影の2人の決闘シーンで言葉もなく殴り合いで語るという、感慨深い盛り上がりで圧巻でした。あの、どっちがどっちかわからない泥まみれになる場所を選んだっていうのかなりいいチョイスですよね。カッコ良かったです。
で、その後のラストシーンなんですけど、これをしてくるのが韓国映画の好きなところですね!日本映画なら決闘シーンで終わってたはず。ここでようやくタイトルの意味が分かる、というね。良い意味でリアリティのある映像で面白かったです!韓国映画興味あってまだ見てない人、オススメです。総合点は79点です。


しかしヒロインのホン・スヒョン綺麗でした。韓国顔って感じですが。最近、下手に邦画借りるより韓国映画借りた方がハズレ少ない気がしてきました。