チェンジリング [9本目][DVD]

チェンジリング [DVD]
<1>構成 □□□□□□□ 7<2>演技 □□□□□□□□□ 9<3>技術 □□□□□□□□ 8<4>余韻 ■■■■■5<総合> 82点


クリスティン・コリンズは息子ウォルターと2人で暮らしていましたが、ある日仕事から帰宅するとウォルターの姿がありません。警察に届け出を出すも、ウォルターは見つかりませんでした。5か月後、警察からウォルターが見つかったと連絡があり、対面することになります。しかし、それは全くの別人でした。実話を元にしたドラマです。
この映画でとにかく見どころと言えばアンジェリーナ・ジョリーの演技でしょうね。母親として感情の激しい部分がほとんどですが、それでもその息子に対する思いを感じさせる迫真の演技でした。乾いた表情と言うんでしょうか、悲しみと絶望の混ざったような表情が印象的でした。実話を元にしてますが、事件が次々発覚していく時と裁判で展開していくシーンはスピード感があって見やすかったです。別々の事件が繋がったそのとき、まさにそういうことかと言えるストーリー展開でした。正義を正義らしく、悪者を悪者らしく見せる構成と演技力でノンフィクションと言えどこれは面白かったです。
特に個人的に良かったシーンは最後の、ガラス越しに帰ってきた少年の証言を聴くところですね。パッケージにもなってます。自分の息子がまだ生きてるという希望を得た瞬間の涙、かなりグっとくるものがありました。とにかく、出てる登場人物全員の演技が真に迫ってて、だからこそリアリティのある映像になったのでは。ノンフィクションのジャンルではかなり上位に来ると思います!総合点は82点です。


アンジェリーナ・ジョリーの映画は実は初めて見ました。あまり好きじゃなかったんですがこれを機に色々見てみようと思います。