300 [8本目][DVD]

<1>構成　□□□□□ 5<2>演技　□□□□□□□□ 8<3>技術　□□□□□□□□□ 9<4>余韻　■■■3<総合>　72点

スパルタの王レオニダスの下に、ギリシアからの使者がやってきます。それは、ギリシアへの服従を催促するものでした。レオニダスはその使者を殺し、100万ものギリシア兵を、鍛えあげて選び抜かれたスパルタの戦士300人で迎え撃ちます。歴史を元にした中世戦争アクション映画です。
まずこれ、史実モノとして見てはダメですね。元にしてることはしてるんでしょうが、全くの別物で、中世の世界観でアクションを楽しむ映画です。ほぼCGだっていうから驚きなんですが、特殊メイクやら小道具やらの作りこみがヤバイです。敵の造形とかもなかなか良かったですね。銀のマスクのやつとか、サイやらゾウやら色々出ましたが次々襲いかかる強敵ってことで、アクション場面にメリハリがついたのでは。アクションシーンのみならず普通のシーンでもスローモーションが多用されてましたけど、意外とアリなんですね。次どうなるのやという期待感があの間にあるような。あと、決して鮮明な映像じゃないですが光と闇の対比が画面で良く分かって独特の雰囲気の映画でした。
もう少しアクションの爽快感があればなーと思いました。グサグサ殺してくので、ちょっとリアルに見せすぎたかもです。あと、どうせフィクションならもっとイイとこまでいってほしかった気がします。結局あかんのかい！という感じだったので・・・。中世のバトルシーンが好きなら良いかもしれません。総合点は72点です。

このレオニドス役の人、いっこ前に見たタイムラインではアンドレ・マレクという役をやってます。中世モノに出る人って、やっぱそういうのに映える顔してるってことなんでしょうかね？