ファイト・クラブ [2本目][DVD] ☆名作1本目

ファイト・クラブ [DVD]


[監督] デビッド・フィンチャー
[主演] エドワード・ノートンブラッド・ピット<ストーリー> ★★<映像>    ★★★★★<演技>    ★★★★

  ★★<総合点>   65点


会社勤めのある男は不眠症に悩まされていましたが、深刻な病気を抱えた患者たちの集会に加わると寝れることを発見し色々な会に出席していました。ある時タイラーと名乗る男と出会った彼は、タイラーに俺を殴れと言われます。社会サスペンス映画です。
映像の見せ方がすごく面白い作品です。舞台となっているところの非日常感もさることながら、話の核に対する伏線をしっかり張っています。加えて、シーンの節々に入るイメージ映像がユニークでかつ分かりやすい。これはデビッド・フィンチャー監督の特色ですね。常軌を逸したタイラーの演技と息をつかせぬスピード感もまた魅力ではと思います。
しかし。どうも煮え切らない感じはするんですよね。主にメインテーマとなるものについてなんですが、解釈が難しいのか、しっくりと後味の良い映画ではありません。色々考えれば深い映画なのでしょうが、それ自身を見ている時の面白さという点で見るなら(この日記はそういう観点で見ることにしてます)割と疲れます。爽快感を求める映画でないことは注意。自己分析系の映画が好きな人なら良いのではないでしょか。総合点は65点です。


とはいえデビッド・フィンチャー監督の作品にはちょっとハマりそうです。おや、ちょうど家に見ていないエイリアン3のDVDがあるじゃないか。