はやぶさ/HAYABUSA [16本目[映画館]

※上映中の映画なので気になる方は読むのをお控えください。

[監督]堤幸彦

[主演]竹内結子<ストーリー> ★★★<映像>    ★★★★<演技>    ★★★★★

  ★★★★<総合点>   80点


宇宙好きで博士を目指す水沢恵はふとしたきっかけから宇宙開発研究所に入ることになり、そこで探査機はやぶさの開発にみんなと一丸となって取り組みます。はやぶさの軌跡を描く半ノンフィクション映画です。
人間ドラマに焦点の当たった映画で、開発内部に踏み込んで人々の思いを感動的に伝えています。素晴らしいのは、単なる出来事や事実として伝えているわけではないこと。もちろん脚色があるんですが、ちゃんと1人の主人公の視点と成長を通して最高潮に持っていく、実に映画らしい盛り上がりだったと思います。そして豪華俳優陣による熱意のこもった演技!最高でした。それぞれの思いが細かに表現されてます。
宇宙空間の映像は以前あったはやぶさドキュメントで使われてたCGじゃないかなと思うんですが、こちらもリアルですごい出来です。人間ドラマだからといって管理室の様子だけ描くのでなく、ちゃんとはやぶさの様子を第三者的に見せているあたりも分かりやすい。そして最後、感動しました。はやぶさプロジェクト良く知らない人でも楽しめます!総合点は80点です。


堤監督は細かに気の利いた演出が上手いよね。スパイスというか。本筋と関係なくたって良い映画にはそういうのが必須だよな、と改めて思うのでした。