おおかみこどもの雨と雪 [29本目] ✩映画館9本目

※公開中の映画です、気になる方は読むのをお控えください。


[公開] 2012
[監督] 細田守
[主演] 宮崎あおい大沢たかお<物語> ◇◇◇◇<映像> ◇◇◇◇◇<演技> ◇◇<音声> ◇◇◇◇


<総合> 75点

狼男と恋に落ちた大学生の花は、やがて2人の混血の子供を産みます。都会で暮らしていくことに限界を覚えた花は、家族で田舎に引越し新しい生活を始めます。細田守監督の最新アニメ映画です。
サマーウォーズのドタバタSF調と一転、ものすごく静かで綺麗な作品です。まずは映像美。特に村に移ってからの大自然の描写は最高峰と言ってもよいのでは。リアルというよりも綺麗というのが合ってる感じ。そして雨と雪のそれぞれに違う生き方をこれでもかと対比して、愛情持って見守る花の姿にけっこう何回もうるうるきてしまいました。前作よりもさらに心理描写にこだわっているのが分かりますね。これを面白いと思う年齢層が確実に上がったような。
ちょっと花が可哀想ですけどねー。苦しい時こそ笑うという性格が様々な場面で活かされてました。難癖つけるとしたらジブリみたいな素人くさい声優陣かな。でも、細田オリジナル映画としては過去2作のどれともタイプの違う、温かいお話だったと思います。親子の愛情に泣かされる方はぜひ!総合点は75点です。


最近やっぱ歳とったせいかこういう親目線の話弱いなあ。どうでもいいけどケモナー趣味って細田監督の性癖ですよね?