博士の愛した数式 (TV)(28本目)

記憶障害で記憶が80分しかもたない数学博士と、家政婦としてその世話をする女性とその息子の触れ合いの物語です。記憶が曖昧でも、数字を通して心を通わせることができる、という温かいストーリーでした。数学の専門用語も出てきますが、実際に話しているのは授業として生徒の前であって昔の映像は回想であるという設定にしているので、時折解説が入ります。そういう意味でもわかりやすくほのぼのとしていた映画でした。寺尾聡もさすが円熟した俳優だけあって、数学者の雰囲気をとても良く表現していました。
ただ、タイトルのわりには愛した数式のエピソードがちょっと弱いってのはありました。もちろんこの数式は実際の愛を表現する博士なりのメッセージだったわけですが、どうもピンと来ない感はありました。もっとその数式にまつわる展開になっていくのかなーと思ってたんですが。
ゆったりした微笑ましい映画が見たい人にはいいと思います。独断と偏見で点数つけると60点です。

よっしゃ7月分達成。これで追いつきました。