火垂るの墓 (TV)(39本目)

火垂(ほた)るの墓 [DVD]
意外にもこれを見るのは初めてでした。戦時中、両親が死んで兄と妹が2人で貧しいながらも頑張って生きていくという物語です。名作なので誰もが感想は述べていると思いますが、まあ戦時中の悲惨さを知るという意味では価値のある映画だったと思います。2人は大人からけっこう冷たくされるんですが、戦時中でみんな自分のことでいっぱいいっぱいやったところとか、ピリピリしたムードが漂ってたあたりなんかはリアリティがありました。あと、清太は母親と父親、妹3人の死を見るわけですが、どれも必要以上に泣き叫んだりしないところもリアルでした。悲しみが深すぎたり、そんな気力も残ってなかったりすると涙って逆に出ないものなのでそこはあえて泣かせないのが悲しみを表現してましたね。
それでもラストの妹を振り返るシーンなんかは泣いてしまいました。ちょっと構成的にズルい気もしますがあそこがみんな泣くポイントなんでしょう。独断と偏見で点数つけると70点です。


ところでバットマンビギンズがロードショーであるみたいですね!予告見たところ1や2とは全く違っていて面白そうだったのでちょっと期待しています。