魍魎の匣 (映画館)(52本目) ☆今年最後


(上映中の映画なのでネタバレ注意)
いよいよ今年最後の映画です。最後を邦画2本で締めるとはいかにも日本男児やな。
同名小説の映画化です。各地で、少女のバラバラ殺人事件が発生します。同時に、ある引退した女優の娘が遺産相続のモメ事に巻き込まれて姿を消します。この2つの事件の関わりと謎を主人公の京極堂が解明する物語です。
原作では推理要素が強いらしいんですが映画ではスリルとかホラー要素を押してたように思います。これは原作がめっちゃ分厚い本なので2時間半にまとまらなかったらしく、展開が早すぎて人の関係や設定が全然わかりません。そもそも肝心の箱の謎というのが弱いですし、急いでストーリーを進めてた感がずっとありました。
ただ昭和の日本の情景はすごく再現されてましたし、巨大施設のシーンはおそらくCGですがよくできていました。豪華キャストなので演技もかなり上手でしたがやっぱりストーリー展開に無理がありすぎたように思います。小説を読まないとほとんどわからないので、見るなら読んでから見ることをオススメします。独断と偏見で点数つけると55点です。


にしても大晦日にこの映画を見るとはなんとも微妙な今年の締めくくりです。もう大晦日に映画館なぞ行かん。