ロミオ+ジュリエット [DVD][11本目]

ロミオ&ジュリエット (ベストヒット・セレクション) [DVD]
1.ストーリー ☆☆☆

2.演出    ☆☆☆☆

3.技術    ☆☆☆

4.効果    ☆☆☆

総合評価   65点


有名なラブストーリー「ロミオとジュリエット」の現代版リメイクです。抗争の続く2つの家柄(組織)内の敵対する位置にいるロミオとジュリエットがある日恋に落ち、その立場の違いをも超えた熱い愛を・・・(省略)っていう話です。
セリフ回しやストーリー展開はモロオリジナルと同じ、やむを得ない場合のみ少しセリフを変えてありますが他はほぼ一緒です。まあ、それだけにセリフが全て詩的すぎです。それは意図してのことなんでしょうが現代のドンパチにそれを持ってくると浮きますね、さすがに。で、これも毎度のごとくなんですがどこからそんな熱い愛は産まれたんやと。それ言い出すとキリないんですが・・・。良いところと言えばカメラの使い方とかカットの構成とか。上手いな、っていうとこがありました。後はまあ、ストーリーと言えばただ障害を乗り越えて2人が愛し合ってるだけですから、そーいうのに嫌気が差す人はまず見てらんないだろーという感じです。もーちょっとリメイクならではのオリジナルな展開や、現代版としての激しい抗争とか、とにかくもっと違和感なくやって欲しかったです。物語が物語りだけにそれは無理矢理やろっていう展開があったので。
あと個人的に気に入らないのはやっぱラスト。最大の愛の表明らしいですが僕に言わせればただのアホです。あれで感動したとか言う人の気がわかりません。と、いうことですがラブストーリーが好きな人はイイんでしょう、総合評価は65点です。


2つの家柄を中途半端に「権力を握った家」みたいにせんと、もっと「対立するギャング団」みたいにしたら良かったのに。ジュリエットがX-MENのローグなんですがそれもまあ、イメージが微妙っていうか。