セレブリティ [5本目][TV]

セレブリティ [DVD]

[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○○○4

[4]映像 ○○○○4 

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 75点


中年だがプレイボーイのリーは、脚本家として有名人女性を口説く日々を送っていました。一方リーと離婚したばかりのロビンは暗く自分に自信がありませんでしたが、テレビ業界の男性と出会って有名人への道を歩み始めます。2人の対照的な生き方を描く物語です。
少し前のアメリカのレトロな感じが良く出てて映像としてはかなり洗練された印象でしたね。あえて白黒、ってとこもいい味でした。セリフ回しがアメリカ特有のユーモア・ジョークがたくさん混ざりながらも余計なセリフがない。サクサク会話が進むのでその点では爽快感すらありましたね。リーは自由奔放に生きて結局幸せを失い、逆にケビンは誠実に生きて幸せを掴む。この対照的な生き方に皮肉めいたものがあって見せ方は非常に良かったです。ただ、展開というものはあるようでないんですよね、日常ですから。ま、そこがウリの映画ではあると思うんですが。個人的にはリーが書いた小説をバラまかれるところなんかは自由に生きたいだけなのに上手くいかないリーが悲しげに見せられてて、悪者ばかりにもしておけないっていうのが印象的でしたね。ゆーったりとノンジャンルの映画でも見たいなって時にはいいかもしれません。総合評価は70点です。


にしてもディカプリオ、パッケージに出てるクセに本編は一瞬しか出てねー!まぁ主人公じゃないからね・・・。またもや薬と女にハマる役。バスケットボールダイアリーズと似たような役でしたがこれがイメージだったんですね、当時は。