戦場のピアニスト [9本目][TV]
[2]構成 ○○○3
[3]演出 ○○○○4
[4]映像 ○○○○4
[5]音楽 ○○○3
[総合評価] 80点
ポーランドに住むピアニストのシュピルマンは、ポーランドに侵攻してきたドイツ兵により戦争に巻き込まれ、ユダヤ人として隔離されます。ユダヤ人が次々殺されるなか、シュピルマンは様々な手を使って生き延びていきます。第二次世界大戦中の情勢を描いたノンフィクション映画です。
まずは、セットというか世界観ね。スゴいです。情緒溢れると言いますか、当時の混沌とした状況を本当に見ているかのような悲惨さや暗さ。建物なんてどうやって撮影したか不思議なほど廃れてたり爆破されたり。戦争映画の映像はまぁだいたいどれもスゴいんですが、それでもこれはリアルでした。それに加えて当時のナチドイツのユダヤ人への仕打ちってのもまた残酷でリアルです。そういうところオブラートに包んじゃダメなんですよ、史実なんですから。この映画は刺激は若干強かったですがそこはしっかりしてました。
そして、ラスト付近でシュピルマンが廃墟のピアノでショパンを弾くシーン。あれは感動しました。本人の悲惨な境遇とか、ピアノへの想いとか、全て詰まった素晴らしい演奏です。間違いなく名シーンでしょうね。重くて暗い映画ですが、個人的には戦争映画では名作だと思います。総合評価は80点です。
今年に入って映画ほとんどテレビでしか見てない!というか、2009初映画館がまだという。見に行く予定はあるので近日中には書くと思うんですが・・・。