プレステージ [18本目][有線]

[1]物語　○○○３

[2]構成　○○○○４

[3]演出　○○○○４

[4]映像　○○○３　

[5]音楽　○○○３

[総合評価]　85点

手品師であるアンジャーとボーデンは良きライバルでしたが、アンジャーの妻が助手として舞台に上がっているとき、縄抜けの縄を結ぶサクラをしたボーデンが結び方を誤って妻は死んでしまいます。そこから２人はいがみ合うようになり、お互いの人生狂わせていきます。マジックを題材にしたサスペンス風ドラマですね。
アンジャーとボーデン、２人の対照的な生き方をマジックのタネを通して描く構成は最高ですね！２人の感情が本当に上手く表現されてて、わかりやすくもあるんですが、物語の核心部分には細かい伏線がいろいろあって、最後にタネ明かしをするときのなるほど感がすごいです。結局、マジックのタネを通して描かれる映画なんですが、視聴者がラストでマジックにかかってたことが分かる、というね。すごい構成力だと思います。そしてお互いの性格を見事に演じていたヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベ−ルね。緊迫した関係が良く出ててかなり上手かったです。なかなかないジャンルの映画ではありますが、それだけにアブノーマルな展開が楽しめてイイと思います。オススメです！総合評価は85点です。

しかしこのキャスティング、ウルヴァリンvsバットマンなんですよね。能力的には確実にウルヴァリンの勝ちですが・・・。