しんぼる [54本目][映画館]


[1]物語 ○○2

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○○3

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 65点


※ネタバレは書いていませんが気になる方は読むのをやめてください。


ある男は目覚めると全身白い部屋に閉じ込められていました。そして、壁から大量のち○こが現れます。ち○こを押すと何かが起こると悟った男はなんとか部屋を脱出しようとします。松本人志監督作第二弾です。
この映画は2つの全く異なる場面からできてて、一方は白い部屋の松っちゃん、もう一つはメキシコの普通の映画という感じの場面なんです。ずーーっと部屋のシーンばっかりじゃないのであまり飽きない。それでいてこの2つの場面がどう関わるのか?というところも見どころですね。部屋の中はほぼ松っちゃんの一人コントのような状態です。ですが脱出しようと何とか試みるところが面白い。仕掛けも様々なもんが用意してあるし、松っちゃんの世界をそのまま部屋にしたような感じはありました。
しかし前作と比べ笑いに特化しておらず、映画がより大衆的になって、しかもそれが伝わるもんだからやっぱり賛否は分かれるところであると思います。っていうか、面白くない人の方が多いんやろなーと思います。色んなところで酷評されてますし。ただ、僕は個人的にはそこそこだと思いましたし、これくらいシンプルで落ち着いたまとめ方もいいんじゃないかと。「ヒドイ映画だ」という先入観で見ると意外といける、かもわかりません。総合評価は65点です。


不利なのは、松っちゃんの場合ネームバリューと話題性が先行してしまっていること。これがただの新人監督なら間違いなく画期的と言われてたと思います。