レオン [56本目][DVD] ☆名作9本目

レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○○3

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○○3

[総合評価] 75点


街の殺し屋レオンは、家の隣に住む少女マチルダと知り合いになりますが、マチルダの家族が殺されてしまい身寄りのない彼女を家に引き取ります。マチルダは殺し屋のノウハウをレオンから教わり、家族の復讐を誓います。チョイワルの原点の映画ですね。
殺し屋としての仕事をこなす描写はまさにプロフェッショナルという感じです。ドンパチの映像もさすがでした。しかし、血も涙もない冷酷な殺し屋でなく、マチルダという相棒ができることによって芽生えていく温かみがじょじょに現われていく脚本も見事でした。アメリカ映画で多い、出会ったその瞬間から的なものではなく、一緒に仕事をするうちにだんだん、というあたりがまたイイ。殺し屋としてパーフェクトでない、というところがこの映画をさらに面白くしてるのでないかと思います。そしてBGMは昔のアメリカ風でお洒落な雰囲気を出してましたね。
でも2時間で終わってほしくないような映画ではありましたね。もっと2人の色んなエピソードが見たかったというか。やはりお互いが惹かれあう部分に多くの時間は割けない。レオンの最後がちょっとチープになってしまったのは残念でしたが、類を見ないジャンルの話ではないでしょうか。総合評価は75点です。


レオン、チョイワルどころかかなり悪いと思うんですが・・・。純愛になってしまえばそこらへんはいいのかな、もう。