カイジ 人生逆転ゲーム [62本目][映画館]


[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○2

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○○3

[総合評価] 70点


※ネタバレは書いていませんが気になる方は視聴をやめてください。

毎日をただダラダラと過ごしていた伊藤カイジは、保証人になっていた男が行方をくらませたせいで借金を負ってしまいます。払えないカイジは借金をチャラにする道として、ギャンブルクルーズに参加することになります。同名漫画の映画化です。
これねー非常に評価が難しい!というのは僕は原作が好きだからです。まず、あの長い黙示録をここまでスッキリまとめた、っていうのがスゴイと思います。映画ならではの展開ではありましたがきちんとオチもついてた。そして藤原竜也の熱演!やっぱりどこか優しすぎる顔ですが、映画の主人公として見るならまあアリかなと。ギャンブル映画だけあって、最後の決着がつくところはどのゲームでも気迫に溢れてて良かったです。
ただねー、カイジっていうのはその勝ちに至るまでの気づき、その思考が面白いのであって、決してドンデン返し的な作品ではないんです。時間の都合上仕方ありませんが、やっぱりそのカイジならではの戦略やら分析といった時間をかけるシーンは全てハショられてましたね。映画として成り立ちそうなシーンだけを抜き出した感じ。それと、やっぱり勝負どころでの演出、もっとカッコ良くできたのでは?
とどのつまり、これでは他の邦画と同じだっ・・・。ギャンブル映画は、ひりつかなきゃダメっ・・・!決して面白くなくはないです。初見ならむしろ面白いでしょう。しかし、原作の面白さを知った上で見ようという人、映画化になった喜びとガッカリとがあると思います。総合評価は70点です。


しっかし気に入らないのは兵頭。もっと雰囲気と迫力のある俳優を使ってくれ!正直ただのおじいちゃんでした・・・。