ダヴィンチ・コード [63本目][DVD]

ダ・ヴィンチ・コード [DVD]
[1]物語 ○○○3

[2]構成 ○○2

[3]演出 ○○2

[4]映像 ○○2

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 55点


ルーブル美術館で館長のソニエールが何者かに殺されます。彼は奇妙な暗号を残し、自らもダヴィンチの絵を模して死んでいました。象形について研究している教授ロバート・ラングドンは捜査の協力を依頼されますが、そのうちに、背後にはもっと大きな謎が関係していることを知りソニエールの孫娘と共に謎を解明します。歴史サスペンス映画です。
全体を通してなかなか暗い映画です。史実を突きとめていくというテーマからもくるのでしょうが、宗教がらみの映画ですから重くてシビアな緊張のまま進んでいきます。まあ、良かったところと言えば一応サクサク展開が進むことと、最後は綺麗にまとまったんじゃないかな、てところですかね。
映画として難点を挙げていくならば、まず最初に殺人が起こる→ダイイング・メッセージ→解明に乗り出すというお決まりのパターン。でっかい史実を扱うんですから同じ事件にしてもちょっとチープすぎな構成じゃないですかね?そして、全編を通してウソ臭い。仕方ないかもしれませんが、おおっと思わせる描写がなく、映画のための小道具な感じが丸出しなんです。謎の解明と言うより、示された道を歩いただけ、みたいなね。特に迫力のあるシーンもないですし、よくもまあここまで歴史をでっちあげた話が書けたな〜っていう感心はありましたが、それだったら普通のノンフィクションでいいんじゃ?特に見る必要はないですね。総合評価は55点です。


パッケージにモナリザまで使っておきながら特に重要なカラミは最後の晩餐だけ。もっとダヴィンチをフィーチャーした話かと思ってたよ。