レボリューショナリー・ロード [75本目][DVD]

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション [DVD]
[1]物語 ○○○○4

[2]構成 ○○○3

[3]演出 ○○○3

[4]映像 ○○○3

[5]音楽 ○○2

[総合評価] 75点


フランクとエイプリル夫妻は幸せな家庭を求めてレボリューショナリー・ロードに一軒家を購入し住み始めます。しかしその生活は平凡でつまらないものであり、お互いに不満を爆発させる日々でした。そんな中、エイプリルは全てを捨てパリへの移住を希望します。良い生活を求めた夫婦の葛藤を描いた作品です。
この作品の肝とも言えるのはやはり物語の設定と心理的変化でしょうね。夫婦がお互いに何を考えているか、それぞれの生活を対比させながら進んでいきます。お互いが衝突する場面は2人の感情が爆発するんですが、その演技が素晴らしすぎてかなり引き込まれます。多くのセリフでは語らない映画ですが、ディカプリオとケイト・ウィンスレットの2人が表情でかなりを物語るので奥深い映像になってると思います。本当に幸せな生活とは何か、本当の夫婦とは何かを少ない場面変化とセリフで再現しているのが鳥肌ものですね。そして50年代のアメリカの再現。かなり細部までこだわっているようで、違和感なく溶け込めます。
しかしまぁ暗い映画ではありますね。特にラストシーンですが。人間としての絶望・悲劇を描いた作品だけに共感も得られる映画ではないかと思います。深いです。総合評価は75点です。


さぁーこれでディカプリオ映画ほぼ制覇ではないでしょうか。シャッターアイランドは延期になりましたが楽しみです。そしてInceptionという映画が東京で撮影されたようです。こちらも楽しみ!