インビクタス 負けざる者たち [5本目][映画館]


※上映中映画なので気になる方は視聴をお止めください。<1>構成 □□□□□ 5<2>演技 □□□□□□□□ 8<3>技術 □□□□□□ 6<4>余韻 ■■■■4<総合> 65点


南アフリカ共和国に大統領として就任したマンデラは、白人黒人の枠を超えて平和を求めようとします。一方、全く勝てず士気の弱まった南アラグビーチームのリーダーフランソワは限界を感じていました。マンデラは南アに活気が必要だと考え、ラグビーチームの再建を図ります。実話をもとにしたヒューマン・ストーリーです。
特筆すべきはモーガン・フリーマンの存在感のある落ち着いた大統領役と、人生を迷いながら進むフランスワ役のマット・デイモンでしょう。この2人が出会うことによって双方に道が開けるという図式がしっかり見えます。そして黒人・白人の区別が明確になされていて、逆にその調和を強調している作品でもあります。特にラストの試合を通して互いが理解し合うという最高潮は見物ですね。いかなる場面においても一つになった、それが感動の元なるのだと思います。
しかし!ここで釘を刺すのもどうかなと思うのですが、さすがのクリント・イーストウッドと言えどノンフィクションの持つダラケ感、まとめた感、ストーリーの起伏のなさを補うことはできなかったのでしょうか。っていうかそもそもノンフィクションってそこを楽しむものなんですが、じわ〜〜と来るストーリーは大ビジョン向けではないのかなぁと思います。決して悪くない話と思いますし、考えさせられますが見たい時を選ぶ映画ではあります。歴史の流れに感慨深さを覚える人はイイかも。総合点は65点です。


今更ですが、スタッフロールの時に席を立つ奴ってなんなんでしょう。そういう奴はもう映画見るなやって思います。っていうかもうそういう奴と映画行くのはやめようと心に誓いましたよ。ええ。