イルマーレ [6本目][有線]

<1>構成　□□□□□□□□ 8<2>演技　□□□□□□□ 7<3>技術　□□□□□□□ 7<4>余韻　■■■■4<総合>　74点

2004年、建築家としていまひとつ伸び悩むアレックスは湖畔の家を購入します。そのポストには前住居者からの置手紙が。一方2006年、湖畔の家を出た医者のケイトは家が懐かしくなり湖畔の家に立ち寄ります。そこで2人は、ポストの手紙が2年の時を隔てて届くことに気付き文通を始めます。時を超えたラブストーリー映画です。
印象としては「綺麗」な映画だということですかね。映像では何気に四季折々の自然をフィーチャーしてますし、湖畔の家ということで周辺が林と湖というのもシンプルでけっこう好きでした。空や街並みも整った映像で、ガヤガヤしてないので雰囲気はグッドです。そして構成も非常にシンプルでかつまとまってる。元々複雑な話ではないんですが、時間モノというジレンマを感じさせない面白み。特に、2年のズレがある2人が同じ場所にいるかのような演出、すごく良かったと思います。個人的に良かったのはヘンにポストの謎を解き明かそうとしなかったところです。それはそれでそういうものだとしてくれた方がこの場合は正解かと。終わり方が安易すぎた感はありますが楽しんで見れました。
キアヌ・リーブスはよく恋愛モノに出てますがそんなにハマり役とも思えないんですよね。ただこの映画では一途に相手を思う気持ちはよく伝わりました。恋愛映画あまり見たことない人でも見やすいかもしれません。総合点は74点です。

これも韓国映画のリメイクです。基本的に韓国原作は面白いんでしょうね、やっぱり。ネームバリューや映画にかける費用の問題があってハリウッドにお株を奪われてるんですよねーおそらく。