エイリアン [36本目][DVD] ☆名作9本目

エイリアン [DVD]
<1>構成 □□□□□□ 6<2>演技 □□□□□□□ 7<3>技術 □□□□□□□□□ 9<4>余韻 ■■■ 3<総合> 72点


宇宙の探索を終え地球に帰還する途中だったノストロモ号は、謎の信号を受信します。調査のため信号を受信した惑星に着陸し洞窟を探検する乗組員のケインでしたが、そのうちにある生物に卵を産みつけられてしまいます。卵がかえり、体内から現れたのは地球外の生命体エイリアンでした。怪物ホラー映画です。
シーンの緩急がスゴイですよね。シンとした静けさというか、それが効果的すぎてやけに怖いんですよね。特にエイリアンが宇宙船の中に放たれてからは、どこにいるのかわからない恐怖感が常にあって緊張してしまいます。あの次々と殺されていく感じがジェイソンっぽくもありましたが、製作された時代が時代だけにこれは怖かったでしょうね。エイリアンの動く様子も70年代とは思えないリアルさ。多少グロいですがパニック怪物ものとしてさきがけとなった感じもわかります。クライマックスの高潮も良かったです。
ただ最初のうち、エイリアンがまだ登場しない部分がちょっと長すぎて、まだかい!って感じはありましたけど・・・。登場してからはちょくちょく姿を見せますが、乗組員もけっこー一撃でやられてくのでもうちょいドンパチが欲しかったなーとか思うんですが。それにしても密閉された空間での恐怖感を作り出す意味では名作でしたね。総合点は72点です。


監督のリドリー・スコットはディカプリオのワールド・オブ・ライズの監督でもあるらしいです。うーん。やっぱり同じ監督やからってそう毎回名作が生み出せるわけやないんですね。