三十四丁目の奇跡 [54本目][DVD] ☆名作14本目

三十四丁目の奇跡 [DVD] FRT-081
<1>構成 □□□□□□□ 7<2>演技 □□□□□□□□ 8<3>技術 □□□□□□ 6<4>余韻 ■■■ 3<総合> 70点


老人クリス・クリンゲルはクリスマスパレードのサンタを代役でこなしたのを機に正式に百貨店メイシーズのサンタ役に就任します。一躍大人気となりましたが、自分がサンタだと主張するクリスを陥れようと裁判が起こされます。クリスマス映画です。
ほのぼのあったまる系のお話ですね。本当に大事なものは大人には見えない、まさしくその通りだと思います。この映画では商業主義に流される象徴としてドリス親子が描かれてましたが、子供のように信じる心も必要だと諭されるまさに古き良き映画って感じではないでしょうか。好感持てるところは、それをただメルヘンとして描くのでなく、きちんと現実味を帯びて描写していることですね。決してただの物語で済まされないというメッセージがあるのかなと思います。白黒映画でしたが飽きなく見れました。
ま、それにしたってサンタをどの位置に置いとんねん!とは思いましたがね。基本的にクリスマスモノの話はメルヘンチックになってしまうので仕方ないんですが、面白く見れるとは思います総合70点です。


ちなみにサンタの赤がコカコーラの赤だというのはガセらしいです。大きくは司祭服に由来するんやと。へーえそうですか。