ヘブンズ・ドア [55本目][DVD]

ヘブンズ・ドア スタンダード・エディション [DVD]
<1>構成 □□□□□□ 6<2>演技 □□□□□□□□ 8<3>技術 □□□□□□ 6<4>余韻 ■■■■ 4<総合> 68点

フリーターの勝人は、ある日余命が1週間であると告げられます。呆然とする中、勝人は余命1ヶ月の少女、春海と出会います。海をまだ見たことがないという彼女に海を見せるため、2人は病院を抜け出します。2人の逃避行を描く映画です。
まず、長瀬くんの演技です。これはかなり良かったです。落ちぶれたフリーター感、自暴自棄になったりとか、自分が死ぬと現実味帯びてない感じとか、すごく良く分かります。で、2人がやってる無茶苦茶なことをいつの間にか応援させられているというところは映画の上手い作り方をされてるってことなんでしょうね。
しかしね、良くも悪くもこれは2人が逃げるだけの映画、それなんですよ。他がどう動こうがあんまり関係がない。んで、死ぬなら何しても許されんのか!と一番思ったのですが何でもアリになっちゃったのは少し残念。そういう葛藤はないんやね。しかしラストシーンは割と良かったです。感無量ってなところがありましたがそれもひとえに長瀬くんの演技のおかげでしょうというわけで総合68点です。


しかしシャチョーさん演技へったくそ!んで割とヘンに関わってきたわりに何も重要ではなかったという・・・。それなら登場人物をもうほとんど2人だけってことにした方が良かったんじゃ。