耳をすませば [59本目][DVD]

耳をすませば [DVD]
<1>構成 □□□□□□□ 7<2>演技 □□□□□ 5<3>技術 □□□□□□ 6<4>余韻 ■■■■ 4<総合> 62点


本を読むのが好きな中学3年生の月島雫は、平凡な毎日を送っていましたがある日夢に向かって進む少年・天沢聖司と出会います。彼のひたむきな情熱はそのうち雫の心に変化を与え始めます。スタジオジブリのアニメ作品です。
ジブリの有名な宮崎作品と違うところは、何気ない日常であるということですね。特別なことはなにもない学生生活を、テンポ良く描いて飽きさせないところがさすがジブリという印象でした。街並みの風景とかも素朴で綺麗でしたし、アニメーション作品という位置づけに文句のない描写の仕方だと思いました。何より雫のキャラクターが好感持てるだけに世界にハマれるのだろうなーとアニオタ全開で思いましたね。
この作品のテーマとして夢に向かってくというものがあるんですが共感できました。そしてこの話が多くの人を鬱にさせてたであろう雫と聖司の恋、その感情表現は良かったんですが。個人的に納得いかないのはラストです。中学生の後先考えないチープな恋愛にして欲しくなかった!あれじゃそこらへんのカップルと同じやん・・・とガッカリしたまま終わってしまった。それがリアルと言えばそれまでですがせっかくそこまで良い話だったのに一気に冷めた感があります。ま、そこを気にしなければ良い話ではないでしょうか?総合点は62点です。


それにしてもジブリの声優の素人くささには定評があるとは言え雫の父親はヒドすぎる!!調べたらただの評論家のおっさんが話題作りで出たんだとか。ふざけるなよ!