Mr.&Mrs. スミス [2本目]

[公開] 2005

[監督] ダグ・リーマン

[主演] ブラッドピット、アンジェリーナ・ジョリー<物語>　◇◇◇<映像>　◇◇◇◇<演技>　◇◇◇◇<音声>　◇◇◇

<総合点>　70点

お互いに組織に所属する殺し屋であることを隠して結婚したジョンとジェーンは、結婚生活にすれ違いを感じ始めます。そんな中、組織から2人とも同じ人物をターゲットに指定されます。夫婦の絆を描いたアクション映画です。
まさにハリウッド的映画です。数多く出てくる武器や機械、スケールのでかさ、そして爆発に次ぐ爆発。一見、また例のアレかと思うくらいの派手な作りですが、そこに夫婦というテーマが乗っかったことで話全体が締まってます。特に、最初は噛み合わなかった二人がお互いの身元を知ったことで本当の会話を始めるところは二人の演技も相まって本当に良かったです。二人にとっての結婚とはごく普通の生活でなく、殺し屋としての本来の自分で接することだった、という部分が比喩表現として数多く出てきて面白いです。家の中で戦うシーンなど、スケールは違えど見方によれば夫婦喧嘩ですし、それを象徴するようにヘンにコミカルなBGMだし。何よりやっぱ演技！まさに適役の二人でしょう！
そしてそしてアクション部分も気合が入ってるわけですが、圧巻はラスト。派手さもさることながら二人の絆が強まったことを確認できて感動的です。平凡なではなく、夫婦の会話としてアクションを用いているのが実に良かったです。割とオススメ！総合点は70点です。

しかしブラピとアンジーが実際に結婚したきっかけの映画というね。そこを意識せずにはいられないよねぶっちゃけ。そりゃあこの中身なら仕方ないわ...