ドラゴン・タトゥーの女 [7本目] ✩映画館3本目

※公開中の映画です、気になる方は読むのをお控えください。


[公開] 2012
[監督] デビッド・フィンチャー
[主演] ダニエル・クレイグルーニー・マーラ<物語> ◇◇◇<映像> ◇◇◇◇<演技> ◇◇◇◇<音声> ◇◇


<総合> 65点

大物ネタを記事にしていた記者ミカエルは名誉毀損で訴えられ敗訴が確実となってしまいます。そんな折、40年前のある事件の真相を掴んで欲しいとの依頼が舞い込みミカエルは風変わりな助手リスベットと共に調査に当たります。
まさにデビッド・フィンチャー節サスペンス!エグい表現からにじみ出るリアリティや、自分の規範で罪を繰り返すいわゆる変態の描き方はさすがの作家性でした。それに加えて今回はリスベットの怪演が目立つ作品です。あのカリスマ性のビジュアル的な創出は見事。全体を通して描かれる気持ち悪さ、暗さがサスペンスの雰囲気と絶妙にマッチしてたんではないでしょうか。OP映像とかすごく良かったです。
しかし。これは合う合わないの問題かもですが個人的にはサスペンスとしての内容には物足りない感じ。導入部が長く、証拠から手がかりを見つけて解決に至るまではスピーディーに滑り降りてしまう。そこが醍醐味でもあるんでしょうが、40年前の事件がその労力でそんな速度で片付くんか?という。そして、リスベットにはもっとイカれて欲しかった。すごく聡明な助手で終わった感がありました。肝心のタトゥーについてはそんなに触れられてませんでしたけどそれは今後の展開なのかな。フィンチャー節サスペンスが好きなら楽しめると思います、総合点は65点です。


あのね...日本の法律上難しいと思いますが、濡れ場のモザイクゥゥゥ!めちゃくちゃ萎えました。バイオの時は一瞬でしたが今回は画面のけっこうを占めるという...そこ映さなくて良いだろうもう...それか日本版ではカットだろ...