アウトレイジ [18本目]

[公開] 2010
[監督] 北野武
[主演] 北野武<物語>　◇◇◇<映像>　◇◇◇<演技>　◇◇◇<音声>　◇◇◇

<総合>　60点

関東一円を仕切る山王会の傘下である池元は、兄弟分である村瀬との交友を会長によく思われていませんでした。池本は子分である大友に村瀬との関係を悪く見せかけるよう指示します。北野監督のバイオレンス映画です。
よくもまあここまでバイオレンスに特化した映画ができるもんだと思います。豪華な役者陣が構えるヤクザの演技は凄みが感じられて見応えありますねー。BROTHERとはまた違った落ち着いた凄みというか。しかし北野テイストのシュールな画は健在で、息をつかせぬスピーディーな展開が見ものです。全員悪人のサブタイが恥じぬ通り、本当に誰も信じられない状況ってのがまた緊迫感を出してますね。
今回は人の殺し方に物語をつけていったような映画だってことで、本当に多種多様な感じで死んでいきます。そこらへんのあーあ、あーあって感じはBROTHERとも共通するものがあって、結局死ぬんじゃんという意味では物語もクソもないような気がしますが...そもそもドスの効いたヤクザたちの怒号や立ち振る舞いが好きな人は見れる映画かもしれませんね。と言いつつ僕もそれなりに面白かったんですがどっちかというとBROTHERの方が好きでした。総合点は60点です。

さて前にも書きましたが10月には続編「アウトレイジビヨンド」が公開です。大御所俳優揃いなので楽しみではあるんですが、これ映画館に行って見るのか？という気持ちはあります。うん。