カンパニー・メン [20本目]

カンパニー・メン [DVD]
[公開] 2011
[監督] ジョン・ウェルズ
[主演] ベン・アフレックトミー・リー・ジョーンズ<物語> ◇◇◇<映像> ◇◇◇◇<演技> ◇◇◇<音声> ◇◇◇◇


<総合> 70点

落ち目の造船業を手がけるGTX社の大規模リストラにより、家族を持つボビーは職を失ってしまいます。新しい職を探すもなかなか上手くいきません。そしてGTX社のリストラは上層部にまで及びます。社会の在り方を描くヒューマンドラマです。
全体を通して落ち着いた雰囲気がいい!!仕事の話というとどうも忙しいイメージがあるんですが、この話はどちらかというと1人の人間としてのそれぞれの生き方に焦点を当てている。過度に悲観的でも過度に楽観的でもなく(主人公は、ね)職を失ったことにより色々と気付かされたことや見えてくるものをリアル過ぎず描いている点は良かったですね。デリケートな話題ですから暗い話になりがちかと思いますが、展開や挟まれる風景・町並みの綺麗さで見事カバーしていましたね。
しかし、その微妙なデフォルメ感が若干あだとなっているところもあります。特にラスト周辺とか。言っても失業は社会問題ですし、劇中悲惨なことも起きているわけなのに何でそんなスマートにまとまってんだよ!てのはあります。そらドキュメントじゃないからガチ失業問題を描く必要はないんですが、うーん結局なんやかんややっていきまーすみたいになったのは少し残念。とは言えド派手アクションをゴリ推すハリウッドムービーに疲れた方にはオススメしたいまったり映画ですね。総合点は70点です。


しかし今年僕も就活に入るわけなんですがこれ見てると仕事するの怖くなったですよ!就活生にはオススメしない一本ですね!