シャーロック・ホームズ [25本目]

[公開] 2010
[監督] ガイ・リッチー
[主演] ロバート・ダウニー・Jr<物語>　◇◇◇<映像>　◇◇◇◇◇<演技>　◇◇◇◇<音声>　◇◇

<総合>　70点

黒魔術を行い人を殺していたブラックウッド卿の逮捕に協力したことから、シャーロック・ホームズとワトソンはイギリス全体を巻き込む修道会の陰謀へと足を踏み入れていきます。有名小説の新解釈アクションサスペンスです。
ということで話題の「新しいホームズ」ですね。これまでの紳士な変人とは違い、汚くて武闘派というスタイルで描かれているんですが、これがまさに爽快！ワトソンとのタッグも相まって、実に良いホームズの新世界が表現されてます。その活躍の舞台となる昔のロンドンの町並みもこれまた素晴らしい。アクション映画とは思えないほどの繊細な作り込みと多彩な舞台。映像にはだいぶ気合入ってます。テンポも良いし飽きない、お手本のようなアクションサスペンスでしたね！
お手本のようなというのは善し悪しですが。やっぱり、展開などはハリウッドが作るアクションという感じは否めない。あとまあこの作品はアクション主体、と言ってしまえばそれまでなんですが肝心の謎解きと真相には個人的には少し不満ですね。魔術の謎はカラクリ解明でしかなくて、推理とは違うような気がしました。「とは言えアクションは良かった」ではなく謎解きにももっと力入れて欲しかったですね。次作に期待！ということで総合点は70点です。

次作も借りてあるので続けて見ようかと思います。あと8月のアベンジャーズに向けて予習シリーズが続きます。おーなんてミーハーな感じなんだこれ。