ハルク [31本目]

ハルク [DVD]
[公開] 2003
[監督] アン・リー
[主演] エリック・バナ<物語> ◇◇<映像> ◇◇◇◇<演技> ◇◇◇<音声> ◇◇◇


<総合> 60点

学者であるブルースは、実験の事故によって大量の放射線を体に浴びてしまい、怒りを引き金にして緑の巨大な怪物ハルクへと変身するような体になってしまいます。マーベル・ヒーロー映画です。
さてまずは当時としては最新だったVFX技術でしょうな。ブルースの顔の面影を残しつつも全CGで大迫力で動くハルクは約10年前の映画とは思えません。得体の知れない大きいものが襲ってくる、というパニック映画的な設定にも十分耐えうる映像と規模だったと思います。特にラストの戦闘シーンは息を飲みますねやはり。迫力ありつつも丁寧に心情を描いていたり状況を説明しているところはヒーロー映画にはあまり見ない構成だったかと思います。
が、やはりそこがネックとなってヒーロー映画に必要な爽快感ってものがちょい薄めかもです。いいから変身しろよ!って思ったとか思わないとか...結局ヒーロー感もあまりなかったという。何よりイライラしたのは不必要なくらい多い画面のコマ割り。DVDメニュー画面もラフスケッチ風なカット入れたりきっと漫画作品であることを意識したのでしょうが、あの映像覚えたての学生みたいなチープなコマ割りの連続はどうも...数回なら良いもののちょっとしつこすぎます。しかし怪物映画としての醍醐味は十分持ってる作品です、総合点は60点です。


意外とこういう書き方初だと思うんですがリメイク作品としてインクレディブル・ハルクを続けて見ました。そこらへんの比較もしてみようかと思います。