シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム [34本目]

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
[公開] 2012
[監督] ガイ・リッチー
[主演] ロバート・ダウニー・Jr<物語> ◇<映像> ◇◇◇◇<演技> ◇◇◇◇<音声> ◇◇◇


<総合> 60点

頭脳明晰な教授モリアーティがある男を狙っていることを知ったホームズとワトソンは、その妹シムザと行動を共にするうちモリアーティの恐ろしい野望を知ります。ハリウッド版新ホームズの第二作目です。
前作を凌ぐほどの豪快ホームズ!何より映像が進化しています、ホームズの頭脳と体術を存分に生かした魅力のシチュエーションの数々とあまりにも規模の大きい舞台の世界観はまさに圧巻です。冒険活劇に相応しいハチャメチャぶりでした。そしてホームズとワトソンの絶妙コンビも健在で、むしろ掛け合いが前作よりも重点的になった感じがしますね。
さて前作の悪いところは大きくなっちゃった感じです。まず謎解き部分が前回より薄い!SF映画のカテゴライズでもいいんじゃないのかこれ。ちゃちゃっと推理してちゃちゃっと解き明かし、戦闘。醍醐味なのは分かるけど顕著すぎます。モリアーティ教授も前作であんなに引っぱったのにあっさり登場、アイリーンの扱いも適当。無駄に壮大で凝った演出の林の逃走シーンやらこれ見よがしなラストのチェス対決やら。要するに「やりたかったんだろ、このシーン」を繋ぎ合わせてSFで味付けして主役2人のキャラを立たせた映画。進化の方向間違えてるんじゃ....各シーンは楽しめますが何よりホームズらしさをキャラ立てで補っちゃったのは残念です。総合点は60点です。


キャラが濃いだけにパイレーツオブカリビアン化しないかどうかが不安なんだよね。それはそうとアベンジャーズのキャッチコピーが反感食らってるようですが、まあ、当然そうなりますわな...