グラディエーター [39本目] ✩名作11本目

グラディエーター [DVD]
[公開] 2000
[監督] リドリー・スコット
[主演] ラッセル・クロウ<物語> ◇◇◇<映像> ◇◇◇◇◇<演技> ◇◇◇◇<音声> ◇◇◇◇


<総合> 80点

古代ローマの時代、死期の迫った皇帝は将軍マキシマスに王位を譲ろうとしますが、それを妬んだコモドゥトスはマキシマスの処刑を命じ家族を殺します。何とか生き延び奴隷として売られたマキシマスは闘技場で剣闘士となります。中世モノ歴史超大作です。
まずは莫大なお金のかかってる映像!セット!古代ローマの街並みはもちろんのこと、舞台となるコロセウムの迫力は圧巻!映画中に出てくる全ての場面の背景が素晴らしいです。編集面でも光と暗闇を上手く使い分けた印象的なシーンが多くてとても良かったですね。さすが剣闘士がタイトルなだけに戦闘シーンの気合いの入れようも素晴らしい。
そしてラッセル・クロウとその他の役者たちの名演。これなしでは成立しなかったであろう怪演です。それぞれがそれぞれの思いで語るセリフは心に来るものがあります。マキシマスとコモドゥトスの対比や、ただご都合的に上手くいくだけでない二転三転する展開など面白い点は数多くありますがとにかく見た方が良い!史実と大きく異なるので歴史面からは批判もあるみたいですがね、エンターテイメントとしてかなり質は高いのでは。文句なしの名作、総合点は80点です。


これ中世モノがブームとなったはしりの映画なんですよね。そりゃ偉大なわけだわ。ただラッセル・クロウ本人がもっと良い人だったら良かったのになぁ。