ホビット 思いがけない冒険 [51本目] ✩映画館16本目

※上映中の映画です、未見の方はご注意ください。


[公開] 2012
[監督] ピーター・ジャクソン
[主演] マーティン・フリーマン<物語> ◇◇<映像> ◇◇◇◇◇<演技> ◇◇◇<音声> ◇◇◇


<総合>65点

ホビット庄で平和に暮らしていたビルボ・バギンズは、ある日突然魔法使いガンダルフに旅の仲間に選ばれます。大ヒット作ロード・オブ・ザ・リングの前日譚です。
前作シリーズに勝るとも劣らない映像!これでもかってくらいの迫力の強襲!さすがあの名作を作り上げた監督だけあって冒険の見せ方ってところが実に良いです。映画館で見て良かったと思える戦闘シーンと景色の数々、間違いなくパワーアップしているでしょうね。主人公ビルボを演じるマーティン・フリーマンの演技も何気に必見、気が弱そうで優しくて芯が強い役を実に繊細に描いています。
さて、期待して観に行っただけにやっぱりガッカリしたところが気になりましたね。前作シリーズ見た人なら大半が思うはず、「同じじゃん!」と。もちろんワザやってるのもわかる。この後息子が旅するわけだから。しかし、その親子オマージュを考えたって同じすぎる。同じなうえに前半の長ったらしい説明、戦闘は毎回どん底のピンチから奇跡的な救出、これ見よがしなラストの展開。どう考えても「旅の仲間」をやりたいのかもしくは大ヒットを引きずっているのかです。しかし旅の仲間ほどパーティメンバーの個性もなければ当時ほど戦闘CG・特殊メイクの衝撃もない。世界観は継承しつつ、冒険の雰囲気に関しては新たな見所を設けるべきだったのでは?まあ、次回作も絶対に観るは観るんだけどね。3作目が面白くなりそうな映画でした、前作ファンは3作目にどう前作シリーズと繋げるか期待しつつ見ましょう!総合点は65点です。


ちなみに3D字幕版での鑑賞でした。正直2Dの方が見やすいですね。IMAX3Dならすごいのかもしれないけど、IMAXが全然全国に普及してないことを知ってビビりました。早く広まれ!