チャーリー 【1本目】

チャーリー [DVD]

【物語】 ★★★★ (4)
【演出】 ★★ (2)
【映像】 ★★★ (3)
【全体】 ★★★ (3)

【総合】 60点 


【公開】1993年
【監督】リチャード・アッテンボロー
【主演】ロバート・ダウニー・Jr

[概要]
世界的映画監督チャーリー・チャップリンは監督業を引退しスイスに暮らしていました。チャーリーが自分の自伝のため、過去を思い出すという設定でその生涯を描いた伝記映画です。


[感想]
チャップリン好きにはたまらない一作。まず目を見張るのは何といってもロバート・ダウニーJrの演技!これですよ!特に紳士キャラを見い出した時のまさにチャップリンな動きは必見。彼の演技なくしてはこの作品は出来なかったでしょう!チャップリン映画に焦点を当てるというよりは、チャップリン本人の思考や行動を追っているのも良かったです。
良かったんですがね、やっぱり過去語り形式は個人的に好きじゃありません。話が良いところで切れるし、大事なところが今の本人からサラっとした説明で終わっちゃうこともある。それも影響してか、やっぱりチャップリンを人格者として描きすぎだよねコレ。趣味趣向はもっとえげつないんですけどね。ま、仕方ないといえばない。それでも、往年のスターの苦悩と成功を見事に演じたこと、そしてチャップリンを第三者的に見た映画、これだけで十分見る価値のある映画です。チャップリン好きはぜひ!総合点は60点です。


[戯言]
劇中に出てるFBIフーバー長官の自伝映画が去年の「J.エドガー」なわけですが、今の本人が別の人を聞き役にして過去を回想するという構成が全く同じという。やっぱ、あんま好きじゃないなぁこの構成。