A2 [5本目]

A2 [DVD]
【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★★ (3)
【映像】 ★★ (2)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 50点 


【公開】2001年
【監督】森達也
【主演】ー

[概要]
1995年に起きた地下鉄サリン事件から数年、オウム真理教信者は各地で細々と暮らしていました。彼らの内部にまで密着し、地域住民の反対や社会の反応を合わせて映像化したドキュメンタリー映画です。


[感想]
とにかく視点として、映像作品としてこれをやる意味があるな、という印象でした。当時マスコミがよってたかって悪者にしたオウム真理教ですが、彼らの生活と人柄に密着してあえてそちら側の視点を描くことでいかにマスコミが印象操作をしていたか、政府や警察がいかに杜撰な対応をしてるか、それが浮き彫りになるような作りでしたね。ある種偏った撮り方がいい。
住民の反対と信者の家内部の平和が印象的に対比されていたのは面白かったです。中盤あたりの、住民と信者が仲良く雑談している様子なんかはまさにこの作品でしか見られない情景でしょうね。作り手の意図として、マスコミに踊らされる住民が悪者みたいに見えるように作ってる点で、ああドキュメンタリー映画ってこういうことできるんだなって感慨深い映画でした。ドキュメンタリー好きは見てください!総合点は50点です。


[戯言]
なんか最近趣味じゃないのを続けて見てますが実はこれ授業で見てるやつなんです。でも視野が広がるからいいよね。