ロボット [7本目]


【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★ (2)
【映像】 ★★★ (3)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 50点 


【公開】2012年
【監督】シャンカール
【主演】ラジニカーント

[概要]
ロボット工学者のバシーガラン博士は研究の末、人間型のロボット「チッティ」を作り上げます。チッティは感情を持つようになり、博士の婚約者サナに恋してしまいます。インド発SF映画です。


[感想]
まずインド映画が日本で上映されるってこと自体すごいんですよ。莫大な制作費とスター主演をこしらえて世界に出たことは良いにしても、やっぱインド映画の良さが出ていたかというと疑問です。どう考えてもロボット感が古い。インドのロボット感ってこんなんなの?と思ってしまいます。そしてどう考えてもVFXがしょぼい。ハリウッドならこれで20年前です。つまり、世界に向けて発信はしたはいいものの勝負所を完全に間違えてるんですなー。
しかしまぁ、インド映画ならではのぶっ飛んだところもありましたしきちんとダンスも入れてくれてたので(それでも通常のインド映画よりは少ないんだけど)多少インド映画として楽しめるところはありましたが、世界に発信できるSFらしさってのは実際カーチェイスのところぐらいでしたね...ラジニカーントのスター性のしつこいゴリ押しもインド映画らしいといえばらしいけど作品性とはあんま関係がないので他国だとワンマンに見えてしまう。ムトゥの成功はインドらしさと、インド映画を作るインドの技術だったところを踏まえて欲しかったです。あんまオススメはしないです。総合点は50点です。


[戯言]
本来のインド映画のダンスシーンや画の格好良さってのは本当にさすが映画大国って感じなんですよ。そういう映画こそ世界に発信していくべきでは...