ジャンゴ 繋がれざる者 [8本目][映画館2本目]

※上映中の映画です。ネタバレご注意ください。


【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★★ (4)
【総合】 75点 


【公開】2013年
【監督】クエンティン・タランティーノ
【主演】ジェイミー・フォックス

[概要]
南部戦争の前、黒人奴隷として連行されていたジャンゴは賞金稼ぎのシュルツに助けられ、相棒として働きつつ離ればなれになった妻ブルームヒルダを助けようとします。タランティーノ監督の西部劇映画です。


[感想]
ザ・壮快!タランティーノ節炸裂といった感じです。多少リアルすぎる描写ってのが全編通じてあるんですが、それも後半のジャンゴの活躍をよりヒーローとして壮快に見せるためには必要でしたね!歴史的にも正確なようですし、重いテーマを扱いながらエンターテイメントとして後腐れなくユーモアたっぷりにカッコ良く描く、タランティーノ映画の醍醐味!最高でした。場面場面がよく考えられてて、ひとつひとつ面白いのにラストの最高潮がその全てを持って行きました。
描写がリアルなのでこっちはハラハラしっぱなしです。黒人が蔑まれていた時代ですから、何されても分からないという状況から脱却していくという観客の心をまさに掴む構成はすごすぎます。そしてそれを支えるジャンゴとシュルツの演技。ベストコンビです。個人的にはレオさんの珍しい悪役にも注目!俳優陣が感情豊かに演じているおかげで、内容がすごく現実味を帯びてます。とにかくラストシーンだけでも見る価値あり!おすすめ!総合点は75点です。


[戯言]
レオファンとしては出番が少ないのが残念でした。活動休止も発表されましたし、あと数作でしばらく見れなくなるなんて...ショックです...