桐島、部活やめるってよ [9本目]

第４回徹夜映画会開催してきました！一気にいきます！

【物語】　★★★★　(4)
【演出】　★★★★★　(5)
【映像】　★★★　(3)
【全体】　★★★★　(4)
【総合】　80点　

【公開】2012年
【監督】吉田大八
【主演】神木隆之介

[概要]
映画部で撮影をしようとする前田、クラスメイトの宏樹やかすみなど様々な立場の高校生が、バレー部キャプテン桐島が姿を消したことによって翻弄されていく姿を描いた青春ドラマ映画です。

[感想]
視点が色々と変わって面白い、ってのはもちろんあるんですが、それはそれとしてやっぱり高校生というものの日常の再現度！！これはマジで群を抜いてます。こんなにリアルな芝居見たことないです。劇的な意味で言えば何にも特別なことは起こってないんです、でも単に日常を描きましたってのともまた違う。高校生が普段思ってること、周りで起こってること、揺れ動くことは主観では大事件なわけで、それを繊細にしかもさり気なく一貫した「桐島」というテーマで描く素晴らしい緻密な作り！
特にラストシーンの前田と宏樹の掛け合いのシーン、最高でした。ここ数年では一番綺麗なシーンだと思いました。青春とか夢とか生き方とかそういうのを少し考え出す大人になりかけの彼らをよくぞここまで描けたなという。これは見るべきです。総合点は80点です。

[戯言]
ちなみにこれ現役高校生が観ても意味わかんないんだそうな。そりゃそうだわな...