イングロリアス・バスターズ [18本目]

イングロリアス・バスターズ [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★ (3)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★★ (4)
【総合】 70点 


【公開】2009年
【監督】クエンティン・タランティーノ
【主演】ブラッド・ピット

[概要]
第二次大戦中、ナチの残虐なユダヤ人狩りに対抗するアメリカからの派遣組織「バスターズ」がドイツ兵の脅威となっていました。彼らは極秘に潜入し、ナチ幹部への攻撃を企てます。


[感想]
史実を基にしたエンターテイメントなんですが、ナチの描き方は歴史モノというよりは歴史的に裏付けられた完全悪って感じですね。妙な間合いの緊張感のある会話シーンが随所にあって、長くても飽きさせない映画でした。何より、やっぱりプレミア上映のラストシーン!あの映像は圧巻ですよね、映画史上でも歴史に残るシーンじゃないでしょうか。あのあたりの、ナチへの復讐という大きな歴史的鬱憤を晴らせた感じはまさにタランティーノならでは!
これね、ジャンゴ観た後だからなのかもしんないですが、個人的にはバスターズにもっと活躍して欲しかったんですよね。作戦立ててる割にはピンチな場面が多いし結果的にも別の人の作戦で主に目的達成なわけですから。ラストシーンの小物感はすごく好きなんですが...せっかく格好良いのにもったいない!しかし、タランティーノをして最高傑作と言わせた本作、歴史エンターテイメントの醍醐味は十分です!総合点は70点です。


[戯言]
タランティーノキャンペーンに入ります!恐らくこのキャンペーンでほぼ網羅なんじゃないかと思いますが、近代の映画を語る上で欠かせない監督ですから気合い入れます!