カールじいさんの空飛ぶ家 [25本目]

カールじいさんの空飛ぶ家 (期間限定) [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★★ (4)
【映像】 ★★★★★ (5)
【全体】 ★★★★ (4)

【総合】 80点 


[公開] 2009年
[監督] ピート・ドクター
[主演] エドワード・アズナー

[概要]
妻エリーに先立たれた老人カールは、エリーが子供の頃描いた地図をもとに家ごと移住することに決めます。しかし、探検隊のラッセルが家に入り込んでしまい、カールは頭を抱えます。


[感想]
2009年ピクサー映画です。これは素晴らしいです。様々なところに張られた色々な伏線、ちりばめられたジョーク、美麗な映像、しっかり成長を描いたストーリーがうまーく1本に収まった傑作ですね!のっけから褒めちぎりですがそれくらい面白かったですね。ケチつけるようなところがひとつもないくらいです。個人的には「おじいさんが妻との思い出を胸に人生の終わりとして約束の地に向かう」これだけで涙腺崩壊なわけなんですが、そこに老人になってから新たに気付くことをも盛り込んでくるというピクサー先生の哀愁ラッシュ。ずるいです。
とても良いなあと思うのは、キャラクターがそれぞれ「そのキャラでしかできない」行動をとることですね。意外とこれは難しいと思うのです。もちろん現実的に考えてしまえばおかしいところもあります。ファンタジーなので。しかしファンタジーとしてとても質の高い作品です、特に老人の哀愁に弱い人にはオススメ!総合点は80点です。


[戯言]
映像特典の、南アメリカへの現地視察の映像面白かったです。こちらもオススメ。あとピクサー金かけすぎだ(ry