マン・オブ・スティール [32本目][映画館8本目]

※上映中の映画です。ネタバレご注意ください。


【物語】 ★★ (2)
【演出】 ★★★ (3)
【映像】 ★★★★★ (5)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 65点


[公開] 2013年
[監督] ザック・スナイダー
[主演] ヘンリー・カヴィル

[概要]
滅び行くクリプトン星に生まれたカル=エルは、未来を託され地球へと転送されます。地球で新たな両親の元で育った彼はクラークとして自分の中にある強靭な力に悩まされていました。


[感想]
スーパーマン新シリーズということで。かなり期待して観に行きました。とにかく推しに推される「大迫力」良くも悪くもこれに尽きます。壮大な星の描写から始まり、北極など背景の美しさはもちろん、やはりクラークの目覚めの飛行シーンは随一!岩のミシミシって感じも良かったですね。あと、さすがザック・スナイダー監督だけあって肉弾戦のリアルっぷりは秀逸です。ハンス・ジマーの音楽もここぞとばかり荘厳ですね。
とまあ技術的にはかなり申し分ないんですが、これ全然活かせてないよ!というのが正直なところ。ゴリ押し、とまでは言いませんが見せ方ってもんがあるだろうと。スーパーマンのヒーローらしい部分があまり出てないのでいくらクオリティ高いシーンも爽快感が薄いんですよね。こういう映画によくありがちな「このシーンやりたかったのね」感。少なくともオリジンなテーマにするのだからもっと両親の部分、ヒーローの自覚の部分は分かりやすく丁寧にやった方が良かったのでは?敵も立ち位置よく分かんないし。何より台詞が全体的にチープ!かなり冷める!ヘンリー・カヴィルの演技も良かっただけに残念。「面白い新スーパーマン」は期待しない方が良いです。総合点は65点です。


[戯言]
最近こういう、映像すげぇ!話つまんねぇ!が多いような気がする。話の裏付けあってこその映像ではなかろうか。