狩人の夜 [39本目]

狩人の夜 [DVD]
【物語】 ★★★ (3)
【演出】 ★★★ (3)
【映像】 ★★★★ (4)
【全体】 ★★★ (3)
【総合】 65点


[公開] 1955年
[監督] チャールズ・ロートン
[主演] ロバート・ミッチャム

[概要]
大金を隠したまま逮捕された父を持つジョンとパールは、大金の在りかを聞き出そうと新しく父となったハリーに追われることになります。どこまでも追いかけてくるハリーから勇敢に逃げる子供たちの物語です。


[感想]
いわゆるこの時代のサスペンス的雰囲気というやつですな。様々なところで評価されていますが、やはりハリー役の演技は必見。子供目線で見ることもあってか、そこはかとない恐怖が押し寄せます。笑顔の奥に潜む狂気がにじみでてます。そして、子供たち2人が逃げるところで特に顕著なのはやはり映像の美しさ。白黒映画ですが、動物のカットが多用されたり雰囲気が一変します。絵画的なタッチはひとつポイントかなと。
しかし、これは時代なので仕方ないのですが、やはり全体的に地味な展開ではあります。そのため少々長いと感じる面もあったりします。面白い、というよりは表現を楽しむ名作という感じでしょうか。事実、映画というより芸術としての評価を得ているようですから、納得。映画好きなら見ておいて損はないと思いますが面白い名作が見たい!とは少しニュアンスが違うかも。総合点は65点です。


[戯言]
あれ、やばい。もう今年終わる。大反省会の時期だ・・・